立ち読み感覚の書評blog

日々の生活に役立つ書籍からの情報を発信。実際に役立つかどうかは実践したあなた次第。

本質的なモノはなにか

読み進めていくほどに何度もぶん殴られたような衝撃を受ける1冊

エッセンシャル思考 最小の時間で成果を最大にする~著者:グレック・マキューン

 まず最初にエッセンシャルという意味は何かを調べてみました。

 

エッセンシャル(essential)

欠くことのできない・必須の・本質的な

 

つまり

欠くことのできない必須の本質的な思考方法

ということになります。

 

実はまだ、この本を読み終わってはいません。

それでもあまりの衝撃に思わずブログに書いてしましました。

 

まず一発目のパンチは

優秀な人ほど成功のパラドクスに陥りやすい

 

第1段階

 目標をしっかり見定め、成功へと一直線に進んでいく。

 

第2段階

 成功した結果、「頼れる人」という評判を得る。「あの人に任せておけば大丈夫」といわれ、どんどん多様な仕事を振られるようになる。

 

第3段階

 やることが増えすぎて、時間をエネルギーがどんどん拡散されていく。疲れるばかりですべてが中途半端になる。

 

第4段階

 本当にやるべきことができなくなる。成功したせいで、自分を成功に導いてくれた方向性を見失ってしまう。~p.31より引用

 

 ぼくは、この第3段階に該当しているんだと深く共感しました。

なんでもソコソコこなす器用貧乏。

こういうタイプは結構いるんじゃないかと思います。

 

この中途半端な状況を打破するのに必要なのが

エッセンシャル思考の基礎が

 

①選択

②ノイズ

トレードオフ

 

だと書いてあります。

 

簡単に説明すると

 

時間とエネルギーの使い道を選択し、

世の中の大半のものはノイズであるから何が重要かを正しく見極め、

何かを選ぶことは何かを捨てることと考えよう。

 

つまり、

一番重要なことに最大の時間とエネルギーを費やして成果をあげよう

ということ。

 

「世の中はそんな簡単ではなく

 ひとつのことだけやっていれば許されるような会社はない!」

 と反論しそうですが、

 

そこで二発目のパンチが飛んでくる。

 

すべてを手に入れることが不可能なら、何かを捨てるしかない。では、誰がそれを決めるのか?

もしも選択の権利を放棄するなら、他人があなたの人生を決めることになる。自分で「これを捨てる」と決めなければ、誰かがあなたの大切なものを捨ててしまうだろう。~p.44より引用 

 

どうでしょう?

僕自身、上司や先輩からの「これやっとけ、あれやっとけ」を

すべて引き受けて自分のやりたいことなど考える暇もなくなっている。

 

高校時代を考えても、親や教師からの「これは無理、これはやめておけ」を

素直に聞き過ぎるて無難な安全策しか取らなくなった。

 

これは、上司や親・教師に対して非難しているのではない。

 

「これはやらない」と捨てるものを決めず

「これがやりたい」と言い切れなかったから

他人が可能性を捨ててしまったんだと気がついた。

 

つまりは、ぼくが捨てるものを決めないからだ。

 

~まだ、第1章の途中だけれどもまだまだ書きたいことがあるので

 このブログ初の連載ものにしてみます。次回も引き続きエッセンシャル思考について